きゃまきのブログ

アウトドア好き陰キャがライフログ残すだけ

星屑テレパスは三話(雷門瞬が出ること)で面白くなるか?

 結論、面白くなる。以上。


 ...すみませんブラウザバックしないでください。これでも真面目に星屑テレパスに向き合おうとしています。


 まんがタイムきらら大人気連載中&現在アニメ放送中の星屑テレパス(作:大熊らすこ)、皆さんご覧になっているでしょうか。なっていない人は今すぐ追いつきましょう。また、原作見てない人は10/23(月)に放送されるアニメ三話を見てからまた来てください。本物の星屑テレパスをお見せしますよ。

・FOD。少なくとも一話は登録なしで見れるはず。(2023/10/22)

https://fod.fujitv.co.jp/title/b0hw

TVer

tver.jp

・なんなら漫画だけでもいいですよ。(嘘、アニメも見てほしい)

 

 なんでこれを今書こうかと思ったかと言いますと、「アニメ三話まで見れば理解る」と後方腕組みきららオタクから多数おすすめされているのを見るのですが、雑誌勢の私、ぶっちゃけ一周目時点では見ても面白くなるか理解りませんでした、というか多分面白くならないとすら思ってました。結果的には大間違いだったのですが、なんでそう判断したのか振り返ってみると「同じような反応する人もいるんじゃないかな~」と思ったのとそれが「しんどい展開だから評価されてるんだ」と安易に処理されてしまうともったいないな、と思いあえて三話直前に文章にまとめてUPしています。三話より後の詳細なネタバレはないように書いたはずですがちょっと展開に踏み込んだ話はしていますので全く情報を得たくない人はブラウザバック推奨です。
 
 さて2話までは明内ユウ、宝木遥乃遙乃の明るいキャラクターと天才の発明としか言いようのない"おでこぱしー"もあり、非常にほんわかした感じで進んでいました。しかし、三話から一転します。そう雷門瞬の登場によって。「興味があることしかしない主義」でぶっきらぼうな言動の彼女の登場により、宇宙を目指すという目標の困難さが現実問題として現れました。ここが分岐点の一つなのは結果的にはその通りなのですが、ここまでの範囲だと『「自分の居場所を見つけに宇宙に行く」「宇宙人だから宇宙に帰る」ためにペットボトルロケットから始めて現実的な話をすすめる。』に対して話がまとまる感じが自分の中では全くしなかったんですよね。二話までだと、「もうちょっとSFチックな方面で進んでいくのかな」と思っていましたがここへきて面舵一杯切り替わって困惑したのと、雷門瞬のように「宇宙工学なめすぎだろ!!」という工学系人間の感覚が出てきちゃいました。もちろん作品に合わせて読むときのリアリティラインは調整するのですがどこにひいたらいいのかがまったくわからなかったんですよね。で、これについて先に結果だけいうと、作者が提示した順の通り、今回からはほぼ現実というか実社会というかに軸に当ててよいです(ただし、おでこぱしー関連はSF要素)。「いや現実的なところに焦点当てると解決しねえだろ!!」と思うかもしれませんが、ほとんどどうにかなります、なぜか。なってしまうんです。
 なので素直に読み取ればいいという話なのですが、"何の話なのか"がはっきり掴めないと素直に受け取りにくい。で、かなりに気合い入れて見ないとこれが分からないと思っています。もちろん自分の読解力がカスなだけかもしれません。その場合は罵ってください。もう少し進めば(アニメだと5話くらい?)気楽に追ってても分かるので原作既読者はこう言い切れるんですが、ここが分からないと「雷門瞬登場」ではしゃいでいるのは単に尖ったイヤなやつが出てきたからとか、シリアスやりはじめたからなんか評価されているみたいにとられかねないかもなと感じています。そうではなく、「どういう話になるのか急激に収束していく起点となる」回であり、雑誌勢でも私のように一部は掴み切れないまま読んでいたのでそこに関しては「ちゃんと現実の話として詰めていける」というのを信じて再度今回の話がどうだったかを考えてもらえたらと思います。

 そこを前提にしてしまえば、二話までの雰囲気のまま進むよりこの相反しそうな二つを結びつける方が圧倒的に難しく、だからこそ面白くなると思えてきませんでしょうか。目標それ自身は依然ふわふわしたままです。ここからどう着地させるのか、それがどのような手腕によってなされるのか。話がふわふわした不安定な二話から今後どう進むか見えにくい不安定な三話と続き安定から離れすぎて不安に感じるかもしれません。しかし、漫画では作者の圧倒的な四コマ力により繊細かつ大胆にこの乱気流の中を進んでいきます。この巧みな表現力があったからこそ困惑してしまった自分も読み続けて来れたと思います。そしてそうさせる力があるからこそここまで雑誌購読者を惹きつけているのでしょう。もちろんアニメでどうなるのかは誰にも分かりませんが、どう進めていくのか気になったのであれば、Whatの部分よりはHowの部分に注目して見続けていただければと思います。

 

 上記より、星屑テレパスは雷門瞬が出ることでさらに面白くなります。引き続きよろしくお願いいたします。