きゃまきのブログ

アウトドア好き陰キャがライフログ残すだけ

ダイバーの聖地パラオでダイビングPart3(帰国&反省編)

パラオDAY5

 最終日、予定していたセスナに乗るくらいしかやることがなく困っていたのですが、ダイビングショップさんの口車に乗せられてセスナに乗る前ミルキーウェイという観光所→ほかの人がダイビングをしている中シュノーケル(さみしい)→ちょっと孤島によってダラダラという、絶妙に物足りなさがある行程に参加しました。セスナは高々300mなのでまあダイビングがダメなわけない(これがダメなら長野県民は伊豆で潜った後家帰れない)のですがまあこういうのは約束事を守ることが大事なので仕方ないね。

 

 ミルキーウェイは入り江になったところに数万年かけて石灰岩が溶けて泥になってたまっているのですが、この泥が美白効果があるということで全身に塗りたくってそれを海に飛び込んで落とすとかいう陽キャの極みみたいな観光地です。ひたすらに俺は「陽キャなんだ...!」と思いながらやってました。実際すごい粒子の細かい石灰(アルカリ性)と思うと真面目に洗顔効果とかは強い気がしますね。

分かりにくいですがこの海の底に高級泥が溜まってます

 

『ぼっち・ざ・ろっく!』(著:はまじあき)1巻p72より。 完全にこれになってた

 シュノーケルでも普通にクマノミが見えたり、サメが見れたりと楽しいと言えば楽しいのですが一回潜る経験をしてしまうと物足りなくなります。昔は沖縄の海のシュノーケルでもテンション爆上がりできたのに悲しいなあ。

 そんなこんなで午前の時間をつぶし、ついに楽しみのセスナへ。パラオの島群は実は世界自然遺産であり、それを海からだけでなく空から眺めるというのは贅沢の極み。乗合がいないので一人で二人分の支払い40分ほどの空中散歩へ。金額は見ていないし確認していないので実質無料ということにしました。さてそのセスナですが写真を見れば分かるのですがなんと扉がありません。扉なしヨシ!

乗ったセスナ かわいい顔に騙されないで!

 時速160kmまでぐんぐん加速し、飛び立った後は300mまでみるみる浮上。1~2分で高度を維持しどんどん飛行場から南西へ飛び立ちます。どんどん離れていって景色が変わっていく様が特にたまりません。そして何よりこの絶景!写真で盛ってるとしか思えない景色が目の前にどんどん出てきます。普通に船で通れるところの景色も、空からだと浅瀬で船が通れないように見えてきて、これまでの認識が破壊されながらも景色の美しさがそれを上書きするのは最後に飛んだから得られた感覚でしょうか。

 サービスでちょっぴり時間を増やしていただいて40分以上は飛んでいたのですが体感時間15分程度でした。車で20分+船で40分片道かかるところに25分程度でたどり着き、プロペラ機でもここまでのパワーあるんだなあと思い知りました。まじでダイビングより楽しかったまであります。(オイ)

コロール島近辺の風景。松島みたいな光景がパラオでは無限に見られます

70の島で構成されるセブンティアイランド。実は56個しかないらしい

突き出しているところが散々紹介したブルーコーナー ドロップオフとなっているのがよくわかります

初日に潜ったジャーマンチャネルというポイント。 チャネル=水路という意味。

島の間を通りかかる船のサイズからも景色の雄大さがわかります

 

パラオDAY6~グアム~帰国

 遊びの時間はここまで。ここからが地獄の耐久です。行きは1時着フライトだったのですが、さてここでよく考えてみてください。パラオの飛行場に夜中飛行機を置いておくと思うでしょうか。思いませんよね?帰国はもっと過酷です。

パラオ発グアム生フライト。One of the Most BAKA Flight Schedule.

 AM3時発とかこれが10時間単位のフライトなら一周回って分からなくもないですが2時間だけのフライト。パラオの人が国外に出るには大方これに乗らないといけないわけです。(で帰国する時も1時に着く。)ホテルを一泊分余分に払いセスナ後仮眠を取り、11時過ぎに空港へ向かい四時間黙々とアニメ見たり本読んだりました。dアニメとdmmブックスがある時代でよかったですほんとに。余談ですがパラオは今では現地のビジターSIMを買えばLTEが入ります。昔は2Gしか入らずヤフーニュースも見れなかったとか。正直考えたくもないですが、今は非常に快適です。

 そんなこんなで飛行機に乗り込み6時にグアム着。ここからも問題で、当初は1時間のトランジット予定だったのですが、ユナイテッド航空君が17時のフライトに変更したせいで、行きの時の半日、しかも射撃というスケジュールを組んでなお退屈したグアムに限界睡眠状態で11時間も滞在しないといけません。必死に観光できるところを探しましたが、今更グアムで金使うのもあほらしかったので、30℃近い中ビーチまで5kmほど歩き水着美女でも探す暇つぶしを行い(ちなみに水着率が割と低かった)、行きの時に入ったハンバーガー店で再度昼食を取り早々と空港に戻りました。早々に戻りましたが上述のコンディションのため、完全に熱中症になってました。後30分外に出てたらマジで危なかったと思います。まあバカンスしながら本とかをいっぱい消化できたと思えば悪くないか~という感じですね。ユナイテッド航空は許さないですが。

 そんなこんな(再び)で再度飛行機に乗り、3時間半ほどのフライトへ。機内食の時間になると「Chiken or Yakisoba?」 と聞かれました。行きに「焼うどんとパスタで麺がダブってしまった」をしてしまった反省からchikenにした結果は...

ユナイテッド航空機内食「チキン編」

 なんでパンとごはんなんだよ。隣の人YAKISOBAでしたが一面にYAKISOBAが敷き詰められており、焼きそばパンを分けただけのモノになってました。「詰んでいたのだ 最初から」状態。コメはやっぱりパサパサでしたが味つけは濃いのでまあ何とか、という感じでした。

 

はい。旅行は以上。後はセントレアから帰宅したのみです。日本って人多いねって思いました。

 

■反省会

 パラオは景色も海も人もいいと最高でしたが、アメカスが全部ダメ。

 ユナイテッド航空はクソみたいな時間にしか飛ばんしシートも狭いし食のハードルが低い自分が見て機内食はまあ下限寄り。そのくせ円安抜きにしても高い。パラオ人に聞いたところグアムまで行くのに往復$1,000だとか。片道二時間のフライトなのに。(日本からはお察しください...) 金がかかった要因の多くは円安とアメカス(グアム)の物価インフレとユナイテッド航空パラオ外の要因ばかりでした。金がかかる割にしんどい選択肢しかないっていうのが何より厳しいですね。楽しかったのですが直行便が復活するかもっと安値で行くプランを立てれないと二回目行くのは辛いです。現状パラオ行く金で三回は沖縄でダイビングできますのでダイビング自体を楽しむならそっちの方が堅実になっちゃうかなという感じ。

 一応グアムに行くには今現在チャイナエアラインで台湾経由もあり、こちらは前後で台湾で一泊する必要あるもそれはユナイテッドも大差ないし何より良心的な時間に飛ぶしやすいし...で結果論こちらが正解でした。台湾リスクを警戒してましたがユナイテッド航空リスクの方がダメでした。そもそもそれを気にするならパラオにも行くなやと言われれば終わりですが。

アンチ米が加速しました。NOアメリカ、NOフランス。

 

~完~